ポンドは以下の記事でも説明したように殺人通貨と呼ばれています。それくらい値動きが激しく、気が付いた時には大損しているケースも多くあるのです。そのため、ポンドの扱い方は気を付けなければなりません。そこでポンド円とポンドドルを取った時、どちらが投資としてお勧めなのでしょうか?
ポンドドルは値動きが安定しやすい
ポンドドルの最大の特徴は値動きが安定するという傾向にあります。ポンドドルは1970年頃からレンジ相場が継続しています。以下は1970年から2023年までの月足チャートです。大きなトレンドは発生せず、上がったり下がったりを繰り返しています。ポンドドルは外国為替市場の取引シェア第3位という特徴を持ちます。積極的に売買されているため、一方的な価格変動が起こりにくいのです。一方的な動きが起こると、必ず支える力が働く傾向にあります。
ポンド円は投機
ポンドドルと比べるともはやトレンド相場であることは明らかなポンド円。ポンド円を売買する場合、トレンド狙いの順張り手法が機能しやすい傾向にあります。ただし予想が当たれば大儲けですが、外れてしまうとどこまでも捥がれてしまうでしょう。ポンド円は非常にマイナーな通貨ペアであるため、一方なトレンドが起こりやすいのです。ここがポンドドルと違うところ。
ポンドドルとポンド円の違い
チャートの形状を見ても両者は明らかに違いがあります。リアルタイムで今後の予想をするにして、来週にはめちゃくちゃ下がることもあり非常に予想がしにくいです。自身も幅が大きすぎて把握するのが難しい通貨がポンドだと思っています。個人で主要な通貨を売り、買いしていますがポンドが最も難しいです。
値動きが起こる時間帯
ポンドドルの場合は1番動きが出やすいのは欧州時間になります。ポンドドルの動きが出やすいのはニューヨーク時間にかなり激しく動きますので、この時間帯が最大のねらい目です。逆に東京時間はおとなしくレンジになっていることがほとんど。
これに対してポンド円は一般的にはポンドドルと同様、欧州時間によく動くのですが、日本の政策金利やGDPなどの発表がある際は大きく左右される傾向にあるため、東京時間でも動く傾向があります。また、日本円は何らかのリスク回避で買われることが多いので、コロナウィルスショックなどが起こると、値動きが起こりやすいです。
ドルと円
あたりまですがポンドドルとポンド円では通貨ペアの組み合わせが違いますので、アメリカと日本の影響を受けます。それがゆえに、それぞれアメリカの政治、経済、そして日本の政治、経済に大きく影響を受けます。ただアメリカに比べると日本の場合は政治の影響はほとんどないでしょう。
またポンド円を見る場合はドル円やユーロ円も同時に見ることで、相対的な円に対するポンドの強さもわかります。これは同様にポンドドルも同じで、ユーロドル、ポンド豪ドルなどを見ることで、ドルに対するポンドの強さが分かります。
取引量
取引量で見た場合、圧倒的にポンドドルが多いです。ポンドドルは外国為替市場の取引シェア第3位という特徴を持ちます。それがゆえに一方的な動きを起こそうとすると、必ず反発する動きが起こるので安定しやすいのです。
これに対してポンド円の場合はマイナーです。それがゆえに一方的に動いてしまうと、歯止めが利かないので、一方的にどんどん動いていってトレンドが形成される傾向にあります。トレンドフォロワーにはとてもお勧めの通貨ペアです。
ポンド円、ポンドドルの資金効率は高い
ポンド円、ポンドドルの資金効率は非常に高いといえます。なぜならよく動くからです。少ない資金でも大きく稼げる可能性が高いのがポンドです。つまり少ない資金でいきなり大儲けをしたい場合はポンド一択になります。ただし、ポンドは取引コストが高いため、トレードの難易度は高めです。あまり初心者にはお勧めできません。
おすすめのXM
XMは元来スプレッドが広すぎるFX会社として知られていました。しかしこれはつい最近までの話です。いまはKIWAMI口座という口座タイプが登場しています。スプレッドがとても狭く、トレードにとても適しています。そのためこの口座タイプはとてもお勧めです。特にポンドでトレードする方は極めてスプレッドが狭いため、おすすめします。
KIWAMI | Standard | Zero | |
USDJPY | 0.7pips | 1.6pips | 1.1pips |
EURUSD | 0.7pips | 1.7pips | 1.1pips |
GBPUSD | 0.7pips | 2.1pips | 1.2pips |
AUDUSD | 0.9pips | 1.8pips | 1.4pips |
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