XMtradingで得た利益は原則として納税義務が発生することをご存じでしょうか。個人が何らかの所得を得た場合、原則として確定申告をして納税しなければ脱税になります。XMTradingをしている方で、年間でちゃんと利益を出している人はしっかり納税をしないと、ペナルティが課される可能性があります。
XMでの利益は課税対象
FX会社を利用して利益を得ると、申告期間内に必ず確定申告を行わなければなりません。FXの所得は、FXトレードで1年間に得た利益から必要経費を差し引いた額を指します。
FXの税金に抜け道はない
FX会社は本社が外国にあるため、「抜け道のようなものを使えば、脱税してもばれないのでは?」と考えがちです。ですが結論、税金に抜け道は存在せず、ほぼ100%の確率で確実にばれます。理由は下記の通り。
金融機関の入出金記録
あなたの持っている銀行口座において、入出金記録があります。口座への入金や、その逆の出金では国内にある金融機関を経由して行われます。その際に、金融機関に入出金のデータが残るのです。クレジットカードやデビットカードでの入出金記録、オンライン決済データ、送金記録を役人は追ってくるので、これでばれてしまいます。
税務署に通知される
金融機関などを通じて国内外へ送金する場合、送金を受けた金融機関が税務署長へ提出するために作成する書類があり、金融機関が作成して税務署へ通知しているためばれます。この書類を通じていくら送金したのかが税務署に通知されるため、脱税がばれるのです。
共通報告基準
共通報告基準とは「Common Reporting Standard」の略。各国の金融機関から入出金などがあった場合、脱税を防ぐ目的で利用者の出身国にある税務署へ報告がいく制度です。CRS参加国は、非移住者が金融口座を所有していないか常にチェックしています。海外の口座から入出金などがあった場合は、口座名義や残高などのさまざまな情報を非移住者の出身国の税務局へ連絡する決まりがあるのです。
FXの有効な節税対策
確定申告の際、上手く対策すれば効果的な節税が可能です。
必要経費の計上
必要経費とは「対象となる所得を得るために直接支出したもの」であり、経費計上することができます。確定申告の際に経費計上することで、海外FXで得た利益から差し引けるため、これを利用しない手はありません。FXを勉強するために購入した書籍代、セミナーの受講費・交通費等がまさにそれです。
所得控除
FXの確定申告においては、以下のような所得控除を活用すれば節税対策が可能。自己負担額が一定以上の場合に適用される医療費控除や寄付金控除があるので活用しましょう。
繰り越し控除
FXは勝ち続ける保証のない投資であるため、当然年間を通して損失を出してしまうこともあります。そういった場合は、翌年以降3年間の利益から損失を控除できる「繰り越し控除」もあります。大きな損失を出すほど後の税金が抑えられる制度ですので、活用していきましょう。
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