スキャルピングで利益を積み上げるためによくやるのがピラミッティングという手法です。しかしピラミッティングはそれほど簡単ではありません。タイミングを間違えてしまうと、大損にもなるため、ある程度トレードに慣れた中級レベル向けの戦術です。
ピラミッティングとは?
ピラミッティングとは増玉していく作戦です。あるポイントで最初のエントリーを入れて、そこから10pipsくらい含み益になったらまた、ポジションを入れていきます。ロットは下げていくのが定石ですが、最初のポイントよりも増やすこともあります。このようにして順行していくごとにポジションを増やしていく作戦で、これが上手くいけば通常の何倍もの利益が出せますが、失敗すると大損してしまうリスクもあります。
トレンドであることが前提
ピラミッドのようにポジションを持つこの手法はトレンドであることが前提です。相場の大きな流れを読み取る力が試されます。勝てるようになるには分析をして知識を身につけてから挑戦がオススメです。追加エントリーを入れるタイミングが重要になります。注文のさいは資金をシンプルにうまく活用しましょう。メンタルや資金管理も勝つための重要な要素です。
移動平均線で確認
移動平均線などのインジケーターツールでトレンドの転換などを察知して確認しておきましょう。安値、高値のローソク足のラインを引いてみることが重要で、方向を誤ると売りでも買いでも大損です。稼げるためには方向性、パターンを察知しておく必要があります。判断を誤ると、レンジになってしまったり、ナンピンのような逆張りになってしまったりします。
スケール・ダウン・ピラミッディング
ピラミッディングは有名なのがスケール・ダウン・ピラミッディングです。一般的にはロット数を半分ずつ減らしながら買い増していきます。10lot→5lot→2lot→1lotと買い増していく手法です。一般的にはロット数を半分ずつ減らしながら買い増していきます。またこれとは別に逆ピラミッド型のトレードもあります。これは1lot→2lot→3lot→5lotと買い増していく手法です。ただしこの手法はやる人があまりいません。
イコール・ポジション・ピラミッディング
同じlot数のポジションを増やしていく手法はイコール・ポジション・ピラミッディング。5lotと決めたらずっと5lotずつ買い増していきます。こちらはスケール・ダウンと比べ利益も損失も大きくなります。
スキャルピングでピラミッティング
一般的にピラミッティングはデイトレードやスイングトレードで取り入れているトレーダーが多いのが一般的とされています。それもそのはずで、増玉作戦というのは最初のポジションがある程度順行しないとなかなか次のエントリーを入れられないからです。そのためスキャルピングでピラミッティングをする人はあまりいません。スキャルピングでピラミッティングする際のポイントは以下です。
大儲けと大損
スキャルピングでピラミッティングは大損と大儲けの2択になります。スキャルピングでピラミッティングとなると、1ポジションにおけるエントリー間隔が狭いため、どうしてもリスクが大きく伴います。何らかのタイミングで反転してしまい、逆行してしまうと多く入れているポジションすべてが含み損になり、かなり厳しい状況になります。
チャートから目を離させない
スキャルピングでピラミッティングはエントリータイミングがすべてですから、チャートをずっと見ていなくてはいけません。そのため、非常に集中力が問われます。何らかのタイミングで逆行してきてしまったら素早く損切りしていかないといけません。それがゆえにチャートのリアクションを見ながら、積み上げていく必要があります。
スキルが必要
スキャルピングでピラミッティングはデイトレードやスイングよりも難しいです。なぜならスキャルピング自体がとてもタイミングを問われるトレード手法だからです。そのため、慣れていない方はまずスキャルピングではなく、デイトレードやスイングからピラミッティングをやっていくことが望まれます。またそれだけでなく、まずはスキャルピング自体に慣れていった方がいいでしょう。
ポジションごとの間隔が狭い
スキャルピングでピラミッティングはポジションごとの間隔が狭いです。スキャルピング自体早ければ数秒で決済します。そのため、損切にしても、利確にしても、そしてエントリーするかどうかに関してもかなりの素早い決断力が問われます。結果がどう動くかはともかく、事前に損切りポイント、利確ポイントを決めていないと、かなり困るでしょう。
Exnessはスキャルピング向け
Exnessはスキャルピング向けです。それはスプレッドが極めて狭いからです。そのため、スキャルピングがいい方はぜひExnessで登録をしてトレードをしてみましょう。口座開設は無料ですので、以下の記事を参考に開設をしてみてください。
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